電磁気学

電磁気学の定番と呼ばれる教科書を集めました。


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初級レベル まずは基本的な全体像を把握しましょう
砂川 重信 著
 普通の教科書には付いて行けなかったという人が読むと助けになるようです。
砂川 重信 著
 大学初年度レベルです。 昔からよく読まれているしっかりした入門書です。
長岡 洋介 著
 親切な入門書です。静電場と静磁場を扱っています。
 ハードカバーの旧版が中古で安く手に入ったりします。
 電子書籍版もあります。
長岡 洋介 著
 上の本の続きです。電磁誘導や電磁波を扱っています。
 ハードカバーの旧版が中古で安く手に入ったりします。
 電子書籍版もあります。
前野 昌弘 著
 行き詰まった人のためのお助け本です。
 とても詳しく説明してくれています。



中級レベル 応用事例も学んで知識の幅を広げましょう
グリフィス 著
 世界で読まれている評価の高い教科書です。
 最近になって日本語版が出ました。
グリフィス 著
 その下巻です。
太田 浩一 著
 さまざまな知識が次々と語られる教科書です。マクスウェル方程式までたどり着きます。

 旧版は「電磁気学 I」というタイトルでした。 改訂版が出たときに出版社が変わり、タイトルも現在のものに変わりました。
太田 浩一 著
 上の本の続き。電磁波や相対論や量子論について語られます。

 旧版は「電磁気学 II」というタイトルでした。 改訂版が出たときに出版社が変わり、タイトルも現在のものに変わりました。
砂川 重信 著
 マクスウェル方程式を元にして説明して行く形の教科書です。
 初学者が気軽に読める雰囲気ではなく、少々分厚いので恐れられていたりしますが、他の入門書をひと通り学んで全体をつかんだ後であればチャレンジできると思います。(460ページほどあります)
長岡 洋介、丹慶 勝市 著
 基本的な問題を集めた演習書です。
旧版(ハードカバー)の中古が安く出回っています。)
砂川 重信 著
 演習書です。少々難易度が高いです。
 物理テキストシリーズの中の一冊ではありますが、基本というよりは同著者の「理論電磁気学」の演習書のようなイメージです。
 これで応用力を身に付けましょう。
後藤 憲一、山崎 修一郎 著
 古くから生き残っている有名な演習書です。



上級レベル マニアならいつかは挑戦してみたい
ジャクソン 著
 海外の院生はこれで学ぶそうで、これが世界標準だとのことです。 とても分厚いです。(上巻だけで600ページ)

 原書第2版までは「Gauss単位系」で書かれていましたが、 第3版では第10章までが現在主流の「MKSA有理単位系」に書き直されています。 本書は第3版の訳書ですから修正後のものです。 上巻には第8章までが収録されています。
ジャクソン 著
 その下巻です。 第9章~16章までが収録されています。 11章以降(相対論や制動放射の理論など)はGauss単位系で書かれています。
ランダウ、リフシッツ 著
 「古典論」というのは量子力学を使わない理論だという意味です。古いわけではありません。「場の理論」とは電磁場や重力場のことです。 この本ではいきなり相対性理論とからめた形で電磁場や重力場について説明して行きます。 かなり専門的な手法を使うので気軽には手を出さない方が良いと思います。

 物質中の電磁気学はこのシリーズの第8巻で説明されるのですが、日本語版は絶版です。
ランダウ、リフシッツ 著
 理論物理学教程シリーズは大きく難しくなり過ぎたので、新たに全2巻の「小教程」が書かれました。 この本の第2部が「電磁気学」です。 ところどころ難しいですが難易度は多少は下がっています。

(ちなみに第2巻は量子力学です。)


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