量子力学と量子場の理論の間には大きな淵がありそうです。
私はまだ量子場の理論のことは詳しく知りませんが、
本だけは沢山持っています。
つまりそれだけ挫折を味わってきたということです。
レベルが分からないのでとにかく列挙します。
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![]() 場の量子論 |
最近翻訳されました。入門者が読みやすいというので評判のようです。 後半は天下り的な説明が増えるので適度に読み飛ばすくらいが良いかもしれません。 |
![]() ジー先生の場の量子論 |
分かりやすいことで有名な『Quantum Field Theory in a Nutshell』を日本語訳した本です。 「in a nutshell」というのは、「クルミの殻の中に入ってしまうほど簡潔に要約すると」という意味の慣用句で、 (2024/11/18 追記):「応用編」が出るらしいですね。「基礎編」は原書の前半を訳したものだそうです。 |
![]() 場の量子論 |
かなり分かりやすいです。そしてとても詳しいです。 ファインマン図を使って相互作用について論じるのは第2巻からなので、 焦る気持ちを抑えて取り組みましょう。 |
![]() 場の量子論 (II) |
ごく単純な相互作用モデルであるφ4理論を例にして場の理論に共通する理論構造の話題を広く深く論じています。 電子や光子などの現実の粒子の相互作用の話はほとんど出てきませんが、そのための丁寧な準備になっています。 (2024/11/18 追記):下巻という立ち位置のものではなく、どうやら第3巻の出版が計画されているようです。 |
![]() 場の量子論 (第1巻) |
全6巻もありますのでリンクだけ並べておきます。 第1巻 「粒子と量子場」 第2巻 「量子場の理論形式」 第3巻 「非可換ゲージ理論」 第4巻 「場の量子論の現代的諸相」 第5巻 「超対称性: 構成と超対称標準模型」 第6巻 「超対称性: 非摂動論的効果と拡張」 |
![]() 場の量子論 第1巻 |
量子電磁力学。 |
![]() 場の量子論 第2巻 |
素粒子の相互作用。 |
![]() 量子場の物理 |
役に立つ情報の量が多くて助かります。 後半部分では物性理論に役に立つ話が多く出てきますが、そちらに特化した本というわけでもなく、 あらゆることを説明してくれているという印象です。 |
![]() 場の量子論 |
経路積分の流儀で書かれた教科書です。 簡潔にまとめられているのでこれ一冊では分からないかもしれませんが、他の本でつまづいているときのヒントになると思います。 |
![]() 場の量子論 |
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![]() 現代物理学の基礎としての場の量子論 |
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![]() 量子場の理論―素粒子物理から凝縮系物理まで |
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![]() 場の量子論―摂動計算の基礎 |
量子場の理論のあらすじが分かってきた頃に役に立ちます。 |
![]() 新板 演習 場の量子論 |
経路積分の流儀での場の理論について、多数の例題と解法が載っています。 理論そのものへの解説はほとんどなく、問題を解いていく中でその意味に自ら気付くことが期待されているようです。 |
![]() 共形場理論入門 |
スケール変換に対する対称性を課すると理論の形が自動的に絞られてきてひょっとして色々と解決するかもしれないのだそうです。 そういう新たな可能性を持つ理論へ招待する入門書です。 |
![]() ゲージ場の量子論 I |
かなり難しい内容だと聞きますので、いきなりこの本から始めようとしない方が良いと思います。 |
![]() ゲージ場の量子論 II |
その下巻です。 |
![]() 古典場から量子場への道(増補第2版) |
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![]() 今度こそわかる場の理論 |
場の演算子の意味を知るのに良いです。 摂動論やファインマン図形にまでは踏み込んでおらず、ごくごく入口の部分の考え方を解説しているだけです。 |
![]() 【新版】 量子力学と経路積分 |
実は「場の量子論」ではなく「経路積分」の本なのですが、 場の理論の定式化の一つとして経路積分が出てくることがありますので、その参考としてここに置いておきます。 (ちなみに旧版が安く手に入る可能性がありますが、誤植、誤訳が多かったとのことです。) |
An Introduction To Quantum Field Theory |
10年ほど前までは、これに並ぶほどの入門書は日本語ではまだないとか言われておりました。 |
Quantum Field Theory |
経路積分の流儀による解説です。 |
Field Quantization |
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場の量子力学 |
評判は良かったのですが残念ながら入手困難になっております。 物性理論向けの非相対論的な場の理論の解説です。 |
現代的な視点からの場の量子論 基礎編 |
残念ながら入手困難になって値段が釣り上がっております。定価は4500円です。 |
現代的な視点からの場の量子論 発展編 |
その続編です。 こちらも残念ながら入手困難になっております。 |
場の理論 |
(追記)Kindle版(9955円程度?)が出たようですのでそちらにリンクし直しておきます。 オンディマンド版として復刊しており、 定価18100円(税込)で紀伊國屋書店で直接購入ができます。 |
ファインマン・ダイアグラム |
残念ながら入手困難になっております。 |
ゲージ理論入門 I |
上巻では電磁相互作用を扱っています。 |
ゲージ理論入門 II |
下巻では弱い相互作用と強い相互作用を扱っています。 |