結論から始めよう

目標が見えなければ・・・自分が何をやっているのか、
何に力を入れていいのかが見えなくなるから。

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目標を提示しよう

 一般相対性理論の敷居が高いのは、そこにたどり着くまでにリーマン幾何学という数学を学ばなければならないからである。もしこのリーマン幾何学が会得できたなら、一般相対性理論はあっけないほど簡単に言い表すことが出来る。しかし、そこへたどり着くまでに多くの学生が撃墜されてしまうのである。

 リーマン幾何学をやっている途中でつらいのは、自分が全体から見て今どれくらいの地点にいて、どこまでやったら相対論の話題にたどり着けるのかが分からないということである。それで本質ではない部分で悩んだり、無駄な時間を費やしてしまうことも多い。

 目標を知らなければ、そして自分の位置を知らなければ勉強は大変つらいものとなる。これは人生でも同じである。

 それともう一つ、独学で相対論の勉強をした人の中には、私の他にも不思議な体験をした人がいるかも知れない。リーマン幾何学を長い時間かけて何とかコツコツと学んできた割には、相対論の公式はあっと言う間に記述できてしまう。それで、そんなバカな、と思われるかもしれないが、それが結論だということに気付かずに通り過ぎてしまうのである。その頃までにはリーマン幾何学に消化不良を感じており、それでも何とか理解しようと教科書を読み進めているのであるが、教科書の著者としては、「ここまで学んでこれたのだから、あとはとやかく言わなくても意味は分かるでしょ?」という気持ちなのであろう。教科書には余計な解説も「やっとたどり着いたね、おめでとう!」の言葉もなく、さらりと書いてあるだけなのである。

 それでここではまず初めに、一般相対論の結論とも言える公式を書いてその意味を説明することから始めようと思う。そして、その本当の意味を知りたければ、やっぱりリーマン幾何学を学ぶ必要があるのであるが、パズルを解くように間を埋めていけばいいのである。